2004年 雨期
タイ・アカメ会 フアヒン リベンジ
 目指せ 幻の巨大魚 10kgオーバー
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ホワヒンの夜明け

タイの首都バンコクから、西へ車で約2時間半。王族の日著地でもあるリゾートのホワヒンへの遠征です。
 朝4時に集合、チャーターしたミニバス(トヨタのハイエース)で高速道路を快走して、6時半にはフアヒンに到着。
 予定より早い到着だったので、まずはビーチへ。
 ちょうど夜明けの時刻で、雨期の雲のスキマからかすかな朝焼けが美しい。漁師の小さな磯舟が浅い海へ出て行く。
フアヒン河口部

 穏やかな川と穏やかな海。日本の河口部とはかなり異なったたたずまいをみせています。漁師の船もこの穏やかな海にとけ込むような、静かでのんびりしたたたずまいを見せています。
 この河口部に繋留されている船にも、アンカーらしきものは見えない。川の流れも流されるほど、強いものではないのだろう。水の透明度は抜群でした。
ビーチ

 早朝のためか、人影がなく広がる砂浜。この時間は潮が引いているのか、遠浅の海。
 どこか幻想的であまり現実感のない風景ですね!日本の浜辺の賑わいとはかけ離れたものを感じました。
 でも、海なシケたらこのホテルは思い切り潮をかぶるのでは??
リゾートホテル

 ビーチから見た、リゾートホテル。
 ほとんどビーチと高低差のない所にあり、この海の穏やかさがうかがえます。
 今回は、この立派なホテルには見学に行くことはできませんでした。
 釣りの格好で行ってるので、・・・
河口から少し陸に入った川

 ここは喫水域になっており、天然のアカメの生息には絶好の場所と思われます。水深は最深部で1m50cmほどで、かなり浅い。水の透明度も高いので、魚が居れば見えそうです。
 そう思って川を除いていたら、向こう岸からオジサンがビャブジャブと川をこいで渡ってきちゃいました。
 流れもユルユルだし、ワニもいなそうだし、ここなら泳げるかも??
砂浜一面を覆う植物

 砂浜の陸側に密生するツタ状の植物
ヤシの木が南国らしいですね!
新婚旅行などで来るにはいいところです。2人の世界って感じになりますよ!

 それにしても、完璧な砂地に良くこれだけの植物が育ってますね!昼間の砂の表面の温度は目玉焼きができるくらい上がると思いますが・・・凄いものです。
「あさがお」のような花

 一面を覆う植物にうす紫の花が咲いていました。この花を見ると朝顔に似た植物なのでしょう。砂が白いのがリゾートらしい!見た目より葉は非常に硬く、バキバキです。これも非常に高温になることから身を守るためなのでしょう。
ドクターポンの池

 ここが今回の決戦の場所の「ドクターポンの池」。コンクリートでしっかり固められた池で、50mプール3つ分くらいの大きさ。池の周りは屋根のかかったレストランになっています。水面から抜き上げるには高さが結構あるので、ちょっとムリな感じ。釣り座のそんなには多くはありません。
 このため今回は日本から持参した、安いサケ用のタモが大活躍でした!
 しかし、途中で柄の部分のつなぎ目がはずれて、大ヒンシュク!!「made in chaina」ガンバッテ下さい!!
  水面には10cm〜20cmくらいのボラが無数に泳いでいます。このボラはここに住む肉食魚のエサになっているようです。
ドクターポンの池の橋
 池の1/3位の所にかかる橋。厨房のある向こう岸に渡るには便利ですが、釣りを非常に難しく、面白いものにしている橋。
 今回はここで、大物にやられました。ルアーをくわえたままゆっくりと、煽ろうが、ドラグ締めようが関係ないゆったりとした動きで、この橋脚を一周され、竿自体を手渡しで橋の下からくぐらせてほどいているうちに、妙な動きが・・・「やられた」と思ってリールを巻いてみると、トリプルのハリには大きな貝殻がついて上がってきました。
 これぞまだ見ぬ10kgオーバーの奴の仕業でしょう。橋脚についている貝殻を利用して、きれいにトリプルのハリを抜いて行きました。さすがに・・・・・・完敗です!
「ブルー何とか」という魚。

 「お、何か違うぞ!?」といいながら、私にヒットした名前のわからない魚。ここのレストランの従業員の話では、美味しい魚という事で、昼食に食べてみました。
 白身で微妙に柔らかい・・・
 やっぱ、熱帯魚じゃん??
 これを飼ってる人いたら、ごめんなさい。
でかい「ハタ」

 今度は5kg以上ありそうなハタ。
 アカメとは違うゴン!ゴン!という当たり!釣ってとても面白い魚でした。海の魚のために、長時間炎天下に上げておくと弱ってすまいます。とは言っても、写真を撮った後も元気に帰って行きましたが。
 今回は外道なので、嬉しくない魚ですが、十分楽しませてもらいました。こういう楽しい外道がいるのもこの池の良い所!この他に、内緒ですが「海ナマズ」というのも釣りました。・・・とがったエラに毒針があって、レストランのお姉さんに押さえておいてもらって、針からはずしました。大きくなると、これも
1mにもなる大ナマズだそうです。 
今回のタックル

 私の今回のタックル。ミノーやバイブレーションを中心にワームやライブベイトも。竿はネオバーサル2.7mを使用したが、完全にパワー不足。次回はないでしょう。ラインは4号の道糸で三つ編みを50cm、リーダーは40LBを60cmを使用しています。
 下の方に見えるのが、ライブベイトです。タイ人はこれが大好きなようで、みんな使ってます。
お楽しみの昼食

 昼食は非常に美味!ここの池は本来、レストランの一部なので味はとてもよいです。右の手前の魚が、前出の名前のわからない青い魚のフライ。味は淡泊な白身でまあまあかな?真ん中がイカと野菜のカラシ味噌炒め。ご飯が進みます。左手前はカニの爪のフライ。その奥は魚のすり身ボール入り岩海苔のスープ。タイにも海苔があるんですね!これが一番美味しかった。その奥に見えるのは貝のカラシ炒め!これが辛いけど美味しい。食べ過ぎると下痢します! 
フアヒンのアカメ

 写真はフアヒンで初ゲットしたアカメ。ちょっと小さいですね!

 この次にヒットした奴にはルアーを持って行かれました。
 ヒットした瞬間、デカイのがわかったので、前回の失敗を振り返って橋の方へ行かないように必死にドラグを締めてブレーキをかけました。
 すると、橋の少し手前で「ぶっち!」
 ラインが切れて、バレてしまいました。切れた個所はなんと一番太いリーダーが真っ二つに!・・・これは絶句!
結び目、やラインの細い部分からなら諦めもつきますが、これでは処置なしです。
 やっぱりここのアカメはでかい!
 ばれるのは我々の腕が悪いのではなく、大き過ぎるのだと確信しました! 
フアヒンのアカメ2匹目

 写真はフアヒンで2匹目のアカメ。ちょっと小さいけど、キレイで太ってますね!
 これも、あと1年もすれば上げられないくらいの大きさになるのでしょう!
我々に釣りでは、釣った魚は全てリリースしてます。
 来年もう一度かかってね!
高津会長も次々とゲット

 高津会長のアカメは少し大きいですが、目指す10kgオーバーはなかなか!!
 今回は目指す10kgがいないように思いましたが、単に「上げられない」というのが本当の所でしょう!
 アカメ以外にも色々な魚がいて、本当に楽しい釣りでした。
 昼食もとても美味しかったし!

 今回は雨期の釣りでしたが、ごらんのように、昼間はカンカン照り。皮膚がジリジリと焼けていくのがわかるくらいの日射しでした。
 ホワヒンからバンコクへ戻る途中で、前が見えないほどのスコールで日射しで疲れた体には心地良かったです。
 雨期もなかなか良いものです!

タイアカメ会のメンバー

 写真はタイアカメ会のメンバーです。右から、並木仙人、大貫名人、高津会長、と凡人の私です。
 私の持っているタモが、今回日本から持っていったサケ用の1980円のタモ!
 大活躍でしたが、途中でつなぎ目がはずれて大ヒンシュク!でも、結構役に立ったと思うけどナーー!!会長!
「臭い、臭い」って言わないでね!

 次回もタイアカメ会の皆さん「ヨロシク」お願いします!
 私と一緒にアカメ釣りに参加したい方は高津会長に推薦させていただきますので、メールお待ちしています。 
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